現場の業務を支える総務の仕事に携わる小林さん。
今回は、育児と仕事の両立の仕方、入社のきっかけや職場の雰囲気、働きやすさについて伺いました。
練馬区環境まちづくり公社
総務課総務係 主任
小林 梨沙（こばやし りさ）さん取材日：2025年11月7日
公社を知ったきっかけと、入社までの経緯
小林梨沙さんは、群馬県の出身。小学校から高校まで地元で過ごし、大学進学を機に上京しました。大学では外国語を専攻。卒業後は人事・給与を担当する事務職として3年間勤務し、その後1年間、派遣社員として働きながら転職活動を続けていました。
公社を知ったのは、人材派遣会社からの紹介電話がきっかけ。
「前職でも同じような業務を経験していたので、働くイメージがつきやすかったですね」と振り返ります。
面接は公社の社員５名と向き合う形式で行われ、最初に聞かれたのは「今日はどうやって来ましたか？」というシンプルな質問でした。
「想像していた範囲の質問が多くて、答えづらいものはありませんでした。面接の雰囲気がとても良く、安心できる会社だと思いました」
当初は正社員としての採用を希望していましたが、面接の雰囲気がとても良く、「ここなら安心して働けそうだ」と感じ、まずは契約社員としてスタートする道を選びました。
「契約社員でも正社員登用試験があると聞いて、気持ちが楽になりました」
働き始めて感じた安心感と、職場の人間関係
入社して間もない頃は、総務課のメンバーがこまめに声をかけてくれて、自然と職場に馴染むことができたといいます。
「最初の頃は仕事が分からず不安もありましたが、皆さんが気にかけて声をかけてくださったのが印象に残っています」
仕事に慣れるまでは約1年ほどかかりましたが、社内の雰囲気には2〜3か月で馴染めたそうです。他部署と関わる機会が多く、自然と顔なじみが増えていったことも、居心地の良さにつながったと話します。
昼食は会議室で同僚と一緒にとるのが習慣となり、手作り弁当やテイクアウトを楽しむ時間がリフレッシュになっているとのこと。
社員同士の交流も活発で、ランチ会・飲み会など、趣味を共有する仲間も多く、和やかな社風がうかがえます。
仕事内容と働き方、産休・育休からの復帰について
勤務時間は８時30分から17時15分まで。昼休憩に加えて、午前・午後に1回ずつ小休憩をとっています。年末年始や決算期などの繁忙期には1時間ほど残業することもありますが、通常は定時で帰れる環境です。
産休に入る頃を振り返ると、仕事柄、普段から産休・育休についての制度には触れていたため、自分が取得する際に想定外のことはあまりなかったと言います。公社の制度だけではなく、自治体のホームページを調べて「ベビーシッター利用支援事業」なども有効活用したそうです。
育休中は、何度か会社を訪れ、雑談を交えながら復帰に向けての勤務時間や業務内容のすり合わせを行いました。
「復帰前は『保育園からどれくらい呼ばれるのかな？』とか、『以前のように働けるのかな？』という不安もありました。でも復帰してからは、皆さんが『お子さんを優先してね』と声をかけてくださり、本当に助けられました」
職場は女性が多く（約54.5%）、子育て世代にも理解がある雰囲気が根付いています。
福利厚生と制度の充実、それを支える社内文化
公社ではここ数年、福利厚生の制度が大きく充実してきました。
育児との両立を支える「養育両立支援休暇」や「子の看護等休暇」、ライフステージに寄り添う「不妊治療のための休暇」など、社員の状況に合わせて柔軟に利用できる仕組みが整っています。
さらに、基本給の10％が支給される地域手当のほか、住居手当や扶養手当など、生活を支える手当も手厚く用意されています。
「制度が良くなっている実感がありますし、『公社をより良くしよう』という気持ちも伝わってきます」
給与や雇用の制度を扱う仕事は責任が重く、数字を扱ううえでの緊張感も。それでも、小林さんは“制度が誰かの生活を支える”という手応えを感じられる瞬間があり、それが仕事のやりがいにつながっていると話します。
練馬区環境まちづくり公社への入社を検討されている方へ
育児を経験してから、小林さんは「穏やかになった」とよく思うそうです。
「プリプリすることが減って、顔つきまで変わったかもしれません」と笑います。
普段は大人の対応を心がけつつ、時には感情がこぼれることも。それも含め、今の自分の働き方に満足していると話します。
最後に、求職者へのメッセージを伺いました。
「公社はアットホームで、社員思いの会社です。産休や育休も『良いこと』として前向きに受け止めてくれる雰囲気があります。１年４か月の産休・育休を取り、復帰してまだ半年ですが、皆さんに助けてもらいながら、『会社の役に立つことが恩返し』だと思って働いています。子育てをしながら長く働きたい方には、とてもおすすめの職場です」
